小学校で印象に残っている先生 15
大学生 女
六年生の担任の先生がとても印象に残っています。
修学旅行の当日、担任の先生は集合場所に車で向かわれていましたが、途中トンネル内でトラックと衝突してしまう事故にあわれてしまいました。
幸い命は助かったものの重症で病院に運ばれたとのことでした。
事故のことは後日母から聞きました。
私たち生徒は当日どうして先生がいらっしゃらないのかを聞かされませんでした。
とても寂しかったのをおぼえています。
先生は三か月入院されて、学校に戻ってこられましたが、事故の後遺症なのか左足を引きずっておられました。
私たちは先生の荷物を持ったりなど、できるかぎりのことをしました。
先生はいつも「ありがとう」と言ってくださいました。
三学期に入り、私は体調不良で十日ほどですが入院してしまいました。
十日間という短い期間でしたが、入院ははじめての経験でしたので、いつも以上に母に甘えたり、わがままになってしまったりと感情が不安定でした。
先生は左足を引きずりながら来てくださり、本などを持ってきてくださいました。
先生が来られた時間はとても楽しかったです。
とても感謝しています。