小学校で印象に残っている先生 19
大学生 男
五・六年生のとき友達が授業中にほかごとをしていたら、先生がその子を立たせてトイレまで連れていき、トイレのスリッパで頭を叩いて叱った。
教室に残された生徒はスリッパで叩かれる音しか聞こえなかったので、その先生に対して恐怖心を植え付けられた。
今思えばこの先生の叱り方は生徒を更生させるために行われたと思うが、行き過ぎていたと思う。
また別の話になるが、ある生徒の机に落書きされた事件が起こったとき、先生は怒って教室のドアを激しく開けてドアのガラスを粉砕させた。
この叱り方も生徒に恐怖心を与えるばかりで、生徒の更生につながるものとは考えにくい。
一年生のとき気分が悪くなりゲロを吐いてしまったが、先生は自分をたいして叱ることもなく片付けをしてくれ、本当にうれしかった。
もし先生に叱られていたら、吐いてしまってショックを受けている上に更にショックを受けるところだった。
自分で吐いてしまった時点で悪いことをしたとわかっているので、先生が叱らなかったのは正しい判断だと思う。