遠い場所もつながっているよ

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小学校で印象に残っている先生 23

大学生 女

 一番印象に残っている先生は五・六年生のときに社会を専門に教えてくれていた先生です。

 授業中、いつもくだらない話をしてみんなを笑わせていました。

 「自慢じゃないけど」が口癖で、私たち児童は先生の話に驚かされてばっかりで、先生に夢中でした。

 またその先生は課外クラブでも顧問をしていて、どこから湧いてくるのかわからない根拠なき自信で私たちを指導してくれました。

 おかげで私たちのチームは地元で負け知らずの強いチームになりましたが…。

 試合内容に納得がいかないとダッシュを何本もさせられたり、指示されたことと違うことをしたらむちゃくちゃ怒られたりしました。

 怒ると本当に怖くて、先生に見放されるのがすごく嫌だと感じていました。

 でも普段は本当におもしろいし、良いことをしたら心から褒めてくれました。

 先生に褒められたくて、認めてもらいたくて、クラブや勉強をがむしゃらに頑張った気がします。

 先生の言うことなら正しいと信じていたような(笑)。

 そんな先生を今までの中の一番の恩師と思っています。

 「お前ならできる」「お前にしかできない」、そんな言葉を今でもふと思い出します。

 基本的に小学校時代は嫌いな先生はいませんでした。

 この人のこういうところは嫌だなあと思ったことはありますが、関わった先生すべて良い先生であったと思います。

 何かをやり遂げることができたとき、本気で褒めてくれる人が多くて、それが自分の中で最高にうれしくて、すごく頑張れた気がします。

 若い先生が少なくて児童の扱いに慣れていたというのもあるのでしょうが。

 今思うとあの頃の私は「先生」という存在が大好きだった。

 先生に対して「○○ちゃん」とあつかましくも友達のように話しかけて、自分の喜怒哀楽を聞いてもらっていた。

 特に保健室の先生が大好きで、毎放課後と言っていいほど保健室に行き、時間を潰していた。

 何であんなに先生が大好きだったのだろう。

 何かを言えばかまってくれるからだろうか。

 いつか私も生徒に「大好き」と思われる先生になりたい。

kobitonokutu.hatenadiary.com