小学校で印象に残っている先生 28
大学生 女
小学校のときの先生で一番印象に残っているのは六年生のときの担任の先生です。
その先生は四年生のときも担任で、すごく怖い先生でした。
だから六年の担任がその先生だとわかったとき嫌でしょうがありませんでした。
授業でははっきり最後までしゃべらなかったり、予習をできてなかったりするとすごく怒られました。
給食のときは残すのは許されなくて、私は好き嫌いが多いので昼休みも掃除の時間もずっと一人食べていました。
そんなとき本当に先生のことを憎んだりしました。
でも今考えると厳しさも私たちのことを思っての優しさだったんだなあと思います。
「優しい先生」は生徒に好かれて良い先生というふうに考えられるけど、でも怖かったその先生も本当にいい先生だと思います。
その先生に持ってもらえたおかげで成長できたところは多いと思っています。
具体的にはその先生は自主性を重んじるところがあって、宿題の出し方が「ノートに何の科目でもいいから一ページ以上やってくる」というものでした。
だから私は一日に二ページはやろう!と決め、一年間続けることができました。
そのおかげで勉強する習慣が身についたと思います。
またその先生は普段から怖かったですが、褒めるときにはきっちり褒めてくれました。
そのけじめが良かったのではと思いました。
見える優しさだけが本当の優しさではないんだなあということを今感じました。