遠い場所もつながっているよ

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小学校で印象に残っている先生 35

大学生 女

 私が四年生になったとき新しく学校ができたのでそこへ行くことになりました。

 そこで四年生と六年生のときに担任をしてくれた先生が印象に残っています。

 その先生は今までの先生と違い毎日学級通信を書いていました。

 それが自分の宿題だとも言っていました。

 自分も宿題を毎日するからみんなも毎日頑張れと。

 でも私はちゃんとしませんでした。

 珍しくちゃんと宿題をしたのに忘れてしまったとき、いつも真面目に宿題をしているのに持ってくるのを忘れてしまった子と並ばされ「どっちをみんなは信じる?」みたいな感じになりました。

 そして私はオオカミ少年のようになりました。

 多分先生はその日私がちゃんと宿題をしてきたことをわかっていて、あえて戒めとしてそんなことをしたんじゃないかと今は思います。

 でもそのときは人気があって自分も好きだった先生なだけにショックでした。

 裏切られた思いでした。

 それからも宿題を真面目にやることはできませんでした。

 授業参観にはいつもと違う特別な授業をしていました。

 今になって思うと研究授業だったのかなという感じです。

 私はその授業が好きでした。

 イベント好きな先生でもあったと思います。

 学活の時間にゲームをしたり、学年末には文集をつくったり。

 熱意のある先生だったので、みんな先生のことが好きでした。

 しかし先生は当時転校してきてみんなに馴染めなかった子どもや、私の家の近所にある児童福祉施設の子どもに対応することで大変だったと思います。

 でも頑張っていました。

 結局馴染めなかった子は不登校になってしまったけど、施設の子どもは先生によくなついて先生の言うことをよく聞いていました。

 その子に対して私は特に何も思わなかったけど、ある子は「ひいきしているように感じた」と言っていたのでびっくりしました。

 私みたいに目立たない子はきっと思わないけど、目立つ子は自分を見てほしいからひいきだと感じるように思います。

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