小学校で印象に残っている先生 37
大学生 男
僕の小学校時代で印象に残っている先生は、学校の中では数少ない男の先生のうちの一人の先生です。
クラブと書道の担当の先生でした。
彼は背が高くやや白髪まじりで怒ることなどめったになく、僕ら生徒に対して常に優しい存在でした。
おそらく僕や友人たちはそんな先生に対して何らかの憧れを強く抱いていました。
話をしていて常に楽しく、気さくに接してくださいました。
それゆえに近寄りたくなる、話をたくさんしたくなる雰囲気を感じていました。
クラブで将棋をやっていたのですが、先生の周りには常に輪ができ、誰にでも好かれる先生はある意味でヒーローでした。
忘れられない出来事があります。
それはその先生が転任された後のことです。
僕自信も親の都合で遠くへと行くことになりました。
そのとき引っ越しする直前までいたクラスの担任を通じて、先生からメッセージをいただきました。
意外中の意外で正直驚きの方が強かったのですが、すごくうれしく、励みになりました。
決して長いものではありませんでしたが、辛いときなどにはその言葉を思い出し、最後までやりきるための支えになっていました。
このような出来事があったからこそ今こうして自分は教師を目指しているのだろうと思います。
誰にでも慕われて、生徒の力になってあげられる先生が理想の教師像です。
