子どもと恋 107
大学生 女
小学校三年生の頃、幼稚園から一緒で親同士も仲が良かった男の子のことを好きになりました。
その子は女友達もたくさんいて、ライバルも多かったと思います。
でも飼っている犬の写真を見て私が「いいなあ、かわいい」って言った次の日に犬の写真を私にくれたり、休み時間もいっぱい話したりしてすごく楽しかったです。
でも結局片想いのままで終わりました。
次に好きになったのは、クラスのほとんどの女の子が好きだった人気者の男の子でした。
家が近所でよくみんなで遊んだりしていた記憶があります。
走るのが速くて、体育や運動会のときには女の子がキャーキャー言って応援してたり。
もちろんバレンタインの日にはロッカーや机の中にチョコがたくさんあってその子のかばんがパンパンだったから、私はこんなにあるんだから私のチョコはいらないかもしれないと思って、家に帰ってお父さんにあげたこともありました。
学年が上がるにつれて一緒に遊ぶこともなくなった頃、その子の誕生日のときに親友の女の子からその男の子にプレゼントを渡しに行くからついてきてほしいと言われて、家までついていってあげました。
そのとき親友には自分もその子が好きということを言ってなかったので、親友の背中を押すことしかできませんでした。
今でも親友には自分もその男の子が好きだったことを話してはいません。