遠い場所もつながっているよ

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小学校で印象に残っている先生 72

大学生 女

 小学校五年生のときにクラスが学級崩壊ぎみになった。

 今の学級崩壊と比べたら本当に軽いものだけれど、二クラスしかない小さな小学校で、半分は去年と同じメンバーという状況の中で、小五のときだけだった。

 私は今考えても、その先生だったからだと考えている。

 ベテランというか、もう長年教師をされている女の先生だった。

 お楽しみ会をやっていた日に、男の子二人のケンカになった。

 一人はあまり怒ったりしない子で、もう一人は嫌われ者の男の子。

 原因は「弱虫」とどちらかが言ったというようなことだったと思う。

 ささいなケンカから広がって大ゲンカになった。

 そのときに先生は「他の子たちは外でサッカーをしてきなさい」と声をかけて、外へ行かせた。

 なぜかサッカーに参加しなかった私はお楽しみ会のジュースとお菓子の用意を頼まれて、教室へ戻った。

 そのときは二人とも椅子や机を振り上げての大ゲンカになっていて、先生が間でやめなさいとオロオロしていた。

 どういう対応をとるべきだったかは私には何とも言えないが、他の子にサッカーをさせて、ジュースの準備もして、普通にお楽しみ会を続けようとするとは…と子どもながらに思った。

 ケンカは二人だけのものじゃないし、他の子も、そんなときにサッカーって…ってなるし、その対応はどうなのだろうとずっと疑問に思っていた。

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