遠い場所もつながっているよ

May Flowers always line your path and sunshine light your day.

小学校で印象に残っている先生 21

大学生 女

 私が小学校のときに印象に残っている先生は、五・六年生のときに担任をしてくださった先生です。

 五・六年と言っても五年の三学期からで、五年のときに担任をしてくださった先生が病気で亡くなり、その代わりとして担任になりました。

 前の先生を亡くしている私たちにとってはとてもつらく悲しい学校生活だったのだけれど、その先生はとても活発でまたいつも笑顔で私たちに接してくださり、クラスも前のようにとても明るい雰囲気になっていきました。

 私がその先生について印象に残っていることは二つあります。

 一つ目は毎週のように学級通信を書いてくれたことです。

 その学級通信は半分は予定や連絡が書いてあるのですが、もう半分は先生が見たクラスの様子について書いてありました。

 そのクラスの様子には毎回二・三人クラスの子が登場しており、その子が○○をしてくれたや、○○はとても楽しい子だなど、その子のいいところがたくさん書かれています。

 それに自分が登場したときはとてもうれしく、早く母親と一緒に読みたい気持ちでいっぱいでした。

 また他の子のいいところなどもそれを読むことによって見つけることができ、毎週読むのが楽しみでした。

 その学級通信は今も宝物として残っています。

 二つ目はクリスマスが近付いた頃学校に行くと黒板に大きなツリーの絵が描かれており、その枝に磁石で小さい靴下がクラスの人数分かけられていました。

 名前が書かれている靴下をとって中身を見てみると、アメとセリフがそれぞれに一言書いてありました。

 私の紙には「自分は自分だと思える薬」と書いてありました。

 私は今まで周りと一緒じゃなきゃダメだとか思っている部分があったので、その紙を見たときハッと気付かされました。

 自分のことをすごく理解してくれているんだなとすごくうれしくなりました。

 そのアメをなめたときは、よし!自分変われる!という気分にもなりました。

 他にもその子にあった一言が書かれており、みんなのことをしっかり見ているんだなというのが伝わってきました。

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