小学校で印象に残っている先生 7
大学生 女
小学校一・二年生の担任の先生は、若くてきれいで優しい先生でした。
でも印象に残っていることは、怖かったこと(笑)。
小一の頃、女子では身長が高い方だった私は、掃除道具をよく他の子にかわって片付けていました(ちりとりをかけるフックは、身長が低い子には届かない)。
その日、私はいつも通り他の子にかわってちりとりを片付けていました。
しかし背の高い私でもちりとりをかけるのは難しく、掃除道具のロッカー(教室の隅に置いてある大きなロッカー)の中でまごまごしていました。
掃除時間がおわると学年集会だったため、クラスは騒がしかったです。
先生も時間がおしていたためアワアワ。
そんなときにロッカーでまごついていた私は、先生にはロッカーの中で遊んでいるように見えてしまい、バーンッとロッカーに閉じ込められると、「そんなにロッカーにいたいならずっといなさい!」と怒られてしまいました。
私にとっては何が何やらといった感じで、当時暗闇が大嫌いだったため、ロッカーの中で大泣き。
先生が外から押さえつけているため出られません。
わーんわーんと泣いていると、ちりとりをかけてほしいと頼んだ子が先生に事情を説明。
ようやくロッカーは開かれ、光の世界ではじめて見たものは、先生が泣きそうになりながらも謝る姿。
そこで私の記憶は途切れていますが、今書いたことは鮮明に覚えています。
今でもロッカーを見るたび嫌な気持ちが心を占めます。
今思えば全然小さなことだと思えますが、当時はもう二度と先生を見たくないと思うほど恐怖でした。
大人の小さなあやまちが、子どもにとっては大きな恐怖になるんだなと学びました。