小学校で印象に残っている先生 9
大学生 女
私の記憶に残っている印象深い先生は、一・二年生のとき担任していただいた先生です。
その先生は、“小学校の先生”というより“保育園の先生”に近い先生で、とってもやさしく接してくれたのを覚えています。
小学校に入って、知らない友達がいっぱいの教室で、私はひとりぼっちになりました。
保育園で仲の良かった友達は違う組になったので、話せる人がいなくなってしまったのです。
私は小さい頃(今もですけれど)、興味があることにはぱっと走っていって、周りが見えなくなる子でした。
そのときは一人で行動しても全然平気なのですが、休み時間は一人で椅子に座っているだけなので、すごくさびしかったです。
興味を引くようなものがあるときは自分から行動するくせに、友達に声を掛けるということができず、最初の頃私は、授業は好き、でも休み時間は嫌いという変わった子だったと思います。
そんなときに先生は「一緒にドッヂボールしようよ」と声を掛けてくれました。
一人で教室の隅にいたり、椅子に座っているときなど、私に声を掛け、友達と遊ぶよう誘ってくれました。
先生は私にとって、“スーパーマン”であり“お母さん”でした。
よく私は先生のことを「お母さん」と間違って呼んでいました。
多分先生を“私をひとりぼっちから助けてくれる人”だと思っていたからだと思います。
今、先生は障害者の人たちとコンサートを開いたりして活動しておられます。
夫の方が障害者のお世話をする仕事をされていて、この間も福祉センターのコンサートに招待していただきました。
今もお付き合いさせていただいてます。
本当にすてきな先生です。
人の良いところを見つけてくれる先生です。
出会うことができて、本当に感謝している先生です!