子どもと恋 111
大学生 女
たくさんの恋をしてきました。
私は「憧れ」という気持ちから「大好き」に変わることがよくあるのですが、この十九年間の中で一番重大な恋を書きます。
十六歳のとき私はその人に出会いました。
他校の国語の先生です。
その先生はとても優しくて、相談をすると一緒に悩んでくれます。
そこら辺にいそうなわかったかのようにアドバイスを言う先生ではなく、私の気持ちを優先して一緒に考えてくれます。
先生は私が悩んでいると何も言わず海岸を車で走ってくれました。
そして道を間違えて私を和ませてくれました。
ここまでしてくれる先生が大好きです。
先生は三十代の若い先生で、よく「援助交際やと周りから絶対見られてる!」と一人で心配していました。
先生と一緒に働きたくて、私は先生を目指しています。
「先生になりたい」と思った恋でした。
ちなみに先生はこの大学出身で、大学時代に知り合った奥さんがいます。