遠い場所もつながっているよ

May Flowers always line your path and sunshine light your day.

子どもと恋 26

大学生 女

 私の初恋は、幼稚園の頃、同じマンションに住んでいる男の子でした。

 その子とは親同士が仲が良く、一緒にピアノ教室へ通っていました。

 恋というか、ただ単に一番仲がいい男の子だから、それを恋と勘違いしたのかもしれませんが、バレンタインデーにチョコレートをあげたこともありました。

 でもなんだか恥ずかしくて、一度も好きだとは言えなかった気がします。

 親の前では「○○君が好きなん」と言っていたのに、一応本人の前では恥ずかしかったんです。

 幼稚園くらいの子どもなら、ジョーダンでも「○○君好き」とよく言うのに、そう思うと私はシャイガールだったのかもしれません。

 その子のことは幼稚園から小学校二年生くらいまで好きだったのですが、その子も私も引っ越してしまったので、それからはずっと忘れていました。

 でも先日、友達と初恋の話をしていたときに、友達がその人と塾が一緒で、知っていると聞いて驚きました。

 だからと言って何かあるわけではありませんが…。

 素直に好きと言える素直さがほしいです。

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小学校で印象に残っている先生 10

大学生 女

 六年生のときの担任の先生。

 私は中学から私立に行きました。

 みんなと別々の学校に行くことが十二月には決まっていて、毎日さみしいと思いながら学校に行っていたら、先生もインドの日本人学校に異動が決まっていたらしく、私にだけそれを言ってくれて、放課後に「さみしいなあ…」って語っていました。

 自分と一緒に行動してくれたりした先生はとても印象に残っています。

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子どもといじめ 4

大学生 女

 小六のクラスで起こったいじめは、家庭環境が背景にあると思う。

 家が貧しく、はっきり言ってとても不潔な子だったが、最初はいじめなどなかった。

 その子は小六で転校してきたのだが、もしかしたら前の学校でもいじめにあっていたのか、最初から学校に来ることができなかった。

 私たちは先生とも何度も話し合い、授業をやめてみんなでその子を迎えに行ったり、教室まで来れる方法を考えたりした。

 授業が学活にかわったり、迎えに行ってつぶれたりすることもたくさんあった。

 しかしその子はどうしても学校に来れない。

 門まで来てぐずり、その度にみんなで迎えに行ったが、説得して昇降口まで来ても、そこで嫌がって帰ろうと暴れる…。

 私たちは次第に、なんで授業をつぶしてまでこんなことをしなければならないんだろうと思うようになった。

 こっちが頑張っているのに、むこうはそのことをちっとも分かってくれないというような思いが、やがて、それならもう知らない、好きにすればいいじゃないかというふうに変わっていった。

 その子は家の事情からか不潔で、ひどいにおいがして、近寄るのに生理的嫌悪感を覚えるほどだったので、それを我慢して笑顔で、聞いてくれない相手に話をし続けるのはもうみんなつらかった。

 先生はずっと迎えに行ったり、とても頑張って解決しようとしていたけど、私たちはそれもだんだん、先生がかまってくれない、放っておかれている感を感じるようになって、先生のことも悪く言う人がでてきて、もうなんか最悪だった。

 その子は結局最後まで、満足に学校に来ることは少なかった。

 問題も解決しないまま、後味悪くひきずり、やがて関心が薄れていったという感じだった。

 今思うと、こちらの努力をおしつけるだけじゃなくて、もっとその子のことを理解してあげられればよかったのかもしれません。

 でも、あの生理的嫌悪感はどうしたってつらかった。

 自分があのとき先生の立場だったら、どうしたらよかったんだろう。

 いじめの形は様々で、どうしたらいいかなんて、そのときになってみないとわからない気がした。

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小学校で印象に残っている先生 9

大学生 女

 私の記憶に残っている印象深い先生は、一・二年生のとき担任していただいた先生です。

 その先生は、“小学校の先生”というより“保育園の先生”に近い先生で、とってもやさしく接してくれたのを覚えています。

 小学校に入って、知らない友達がいっぱいの教室で、私はひとりぼっちになりました。

 保育園で仲の良かった友達は違う組になったので、話せる人がいなくなってしまったのです。

 私は小さい頃(今もですけれど)、興味があることにはぱっと走っていって、周りが見えなくなる子でした。

 そのときは一人で行動しても全然平気なのですが、休み時間は一人で椅子に座っているだけなので、すごくさびしかったです。

 興味を引くようなものがあるときは自分から行動するくせに、友達に声を掛けるということができず、最初の頃私は、授業は好き、でも休み時間は嫌いという変わった子だったと思います。

 そんなときに先生は「一緒にドッヂボールしようよ」と声を掛けてくれました。

 一人で教室の隅にいたり、椅子に座っているときなど、私に声を掛け、友達と遊ぶよう誘ってくれました。

 先生は私にとって、“スーパーマン”であり“お母さん”でした。

 よく私は先生のことを「お母さん」と間違って呼んでいました。

 多分先生を“私をひとりぼっちから助けてくれる人”だと思っていたからだと思います。

 今、先生は障害者の人たちとコンサートを開いたりして活動しておられます。

 夫の方が障害者のお世話をする仕事をされていて、この間も福祉センターのコンサートに招待していただきました。

 今もお付き合いさせていただいてます。

 本当にすてきな先生です。

 人の良いところを見つけてくれる先生です。

 出会うことができて、本当に感謝している先生です!

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子どもといじめ 3

大学生 女

 私が中学校に入学して同じクラスになった子の中に、話し方がみんなと少し違う子がいて、その子は周りから避けられていました。

 入学してすぐ「自転車置場から教室まで一緒に行こう」と言われて、その子と一緒に廊下を歩いていたら、男の子が「一緒におったらバイ菌うつるわ~」とか言って、その子をからかっているのを見て、私は何も言うことができず、私もその子に対して距離を置くようになりました。

 その子と小学校が同じだった子に「あの子は小学校のときから避けられとるから一緒におらん方がいいよ」とかも言われて、クラスのみんなとその子の距離はどんどん広がっていった。

 いじめとまではいかなくても、明らかにその子に対する目線は他の子と違っていたし、その子がからかわれているときに起こる笑いはとてもいやらしくて、うれしくて笑ってるんじゃない、気持ちの悪いものだった。

 私はその子との距離のとり方がずっと分からなかった。

 私はその子からよく話しかけられる方だったけど、その子の友達という雰囲気ではなかった。

 その子も休み時間、一緒にしゃべって笑える友達がほしかったと思う。

 けど、その子の周りに友達が集まることもなかったし、それが普通になっていた。

 担任の先生ともよく相談し合った。

 先生もかなり悩んでいる感じで、私と二人で話していて、少し涙ぐみそうになったりもしていた。

 ある日、人権集会があって、その子がみんなの前で作文を読んだことがあった。

 その作文には「からかわれたりするのは嫌。友達がほしい」みたいなことが書いてあった。

 私はそれを聞いていて、その作文にその子の気持ちが本当に表されているとは感じなかった。

 今までからかってきた人、それを黙ってみていた人(私も含めて)と、本当に友達になりたいと思っただろうか。

 けど、その子がみんなの前で作文を読んだことはすごい勇気だったと思う。

 その子が作文を読んだ後、代表者がみんなの前で話し合う感じで、人権集会はすすめられていたけど、その中で、男の子二人と女の子一人が「僕は○○さんをからかっていました。すいません」と言った。

 その顔はちょっと笑っていて、全く反省している様子が感じられなくて、表面的なうすっぺらい言葉だった。

 私はすごく腹が立った。

 人権集会が全く無意味なことに感じて、何も解決したとは思えなかった。

 そして無力な自分にもいらいらして、放課後また担任の先生としゃべっていたら、なんか分からんけど泣けてきた。

 今もまだ私の中では解決していない。

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子どもと恋 25

大学生 女

 私はこれまで、今思い出してみると「恋だ!」と言えるような経験をしたことがないような気がします。

 「付き合えたらいいなあ」とぼんやり思うことはあっても、その相手はコロコロ変わっていくので、これは「恋」ではないな、という感じで。

 付き合えてないから、ほんとに好きでもこんなふうに書くのかもしれませんが…。

 たいした経験もないので偉そうなこと言えませんが、きっと自分は、好きになるよりも好かれたい方だろうなあと思います。

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子どもと恋 24

大学生 男

 私の初恋は、保育園で同じクラスにいた女の子です。

 ダンスでたまたまその子と手をつないで踊ったときに、ものすごくドキドキしていたことが、今でも印象に強く残っている。

 またその子と一緒にいたいあまりに、その子のそばにできるかぎりいようとしたりと、今考えてみるとストーカー行為っぽいこともしていた。

 その子が他の男の子と喋ったりしていると、やきもちをやいたこともあった。

 他にも、好きなその子に暴力をふるって、先生に怒られたこともあった。

 暴力をふるった理由はたぶん、自分の気持ちに気付いてほしい、私に注目してほしいなどの気持ちが不器用に現れたものだと、今の私は推測している。

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