子どもと恋 107
大学生 女
小学校三年生の頃、幼稚園から一緒で親同士も仲が良かった男の子のことを好きになりました。
その子は女友達もたくさんいて、ライバルも多かったと思います。
でも飼っている犬の写真を見て私が「いいなあ、かわいい」って言った次の日に犬の写真を私にくれたり、休み時間もいっぱい話したりしてすごく楽しかったです。
でも結局片想いのままで終わりました。
次に好きになったのは、クラスのほとんどの女の子が好きだった人気者の男の子でした。
家が近所でよくみんなで遊んだりしていた記憶があります。
走るのが速くて、体育や運動会のときには女の子がキャーキャー言って応援してたり。
もちろんバレンタインの日にはロッカーや机の中にチョコがたくさんあってその子のかばんがパンパンだったから、私はこんなにあるんだから私のチョコはいらないかもしれないと思って、家に帰ってお父さんにあげたこともありました。
学年が上がるにつれて一緒に遊ぶこともなくなった頃、その子の誕生日のときに親友の女の子からその男の子にプレゼントを渡しに行くからついてきてほしいと言われて、家までついていってあげました。
そのとき親友には自分もその子が好きということを言ってなかったので、親友の背中を押すことしかできませんでした。
今でも親友には自分もその男の子が好きだったことを話してはいません。
子どもと恋 106
大学生 女
私の子どもの頃の恋の記憶はありません。
親に「○○君と仲良かったやん」と言われてもやっぱり記憶はありません。
昔から、今もそうなのかもしれないけれど、自分はそんなに恋愛感情を持っていないのに周りから勘違いされることが多かったです。
今までに周りの人が言うような「恋に落ちる」という経験が思い当たらないので、いまだにこの分野は難しい、わからないと思っています。
恋人がいないと寂しい、つまらないとかあまり思ったこともないので、今まで自由に生きてきたのだと思っています。
ただ恋愛を理解しないと大人にはなれないのではないかと考えています。
人間にとって重要な要素だと思っているのですが、なかなかタイミングや時期というのもあるのではないかと思います。
人間にとって重要なことだから、小さい子どもでも興味関心があるのではないでしょうか。
子どもと恋 105
大学生 女
小学校六年生のときにあるマンガのキャラ(男)に恋をした。
早く大人になってその人が迎えに来てくれればいいのにと毎晩考えていた。
部屋にはそのキャラのポスターを大量に貼り(今でも貼ってある)、学校でも授業はそっちのけでそのキャラのことをずっと考えていた。
本当に好きで、ああこれが初恋なんだなあと思っていた。
今もその初恋は大事な思い出である。
子どもと恋 104
大学生 女
恋をしたり好きな人ができたりすると、毎日がとてもハッピーな気持ちになると思う。
私は高校のとき化学の先生がとても好きでした。
問題を解いているとき近くに来て声を掛けてもらったら、今まで経験したことがないほど心臓がドキドキしていました。
何か自分でもびっくりする体験でした。
またうれしい気持ちと平行してやる気もわいてくると思う。
そうすると生活にもメリハリが出てくるだろう。
しかし恋の悩みは付きもので、その人を追い詰めてしまうかもしれないから注意が必要だ。
子どもと恋 103
大学生 男
小学校六年生の頃に好きな人がいました。
同じ金管クラブに入っていました。
僕はそのときトランペット、彼女はトロンボーンを吹いていました。
コンクールが近付き、僕はソロパートをしなければならなくなりました。
しかしうまく吹けなくて、泣いたり悩んだり。
そんな僕をずっと励ましてくれました。
そして当日成功はしなかったのですが、演奏の始まる前、ちょうど構えるほんの前に向かい側にいた彼女がジェスチャーでガッツポーズ。
「がんばれよ」と伝えてくれました。
このことは八年経った今でも覚えています。
中学に入るときには告白することもできず、いつ告白しようかどう言おうかと中学校二年生の頃に考えていたら、彼女は別の人と付き合ってしまったのです。
それを聞いたとき相当ショックでした。
この気持ちを絶とうと思っても好きなまま、告白しても一緒にいることはできない、どうせ無理な恋を続けても実らない、過去のことはきれいに流して新たな恋をしよう。
しかし彼女のことは忘れなかった。
もう気持ちを言うしかない。
そこで彼氏の了承を得て、気持ちを伝えました。
今考えたらよくあんなことが出来たなとつくづく思います。
この恋が今まで生きてきた中で一番の純愛だった気がします。
子どもと恋 102
大学生 男
小学生のとき僕はとてもやんちゃな子で、いろいろガラスを割ってしまったりよくケンカしたりしていました。
先生からは問題児というレッテルを貼られ、必ず私に一人先生が付くまでになっていました。
始めに付いた男の先生には怒られたり叩かれたりして、ますます私は学校も嫌になり、荒れていく一方でした。
ですが男の先生がどこかの別の学校に行って、新しい女性の先生が来ました。
その先生は私が何をしても決して最初から怒鳴りつけることはなく、とても優しい言葉で「どうして怒っているの?」「何か嫌なことがあったでしょ、話してごらんなさいな」と私が何も言っていないのに心を見透かしているような言葉を言う人でした。
私はその先生と接していくうちに興味を持ち、とても大好きになっていき、荒れた気持ちも次第になくなっていきました。
その先生が転任すると聞いたとき自然に涙が流れ、一日中泣いていたことを覚えています。